フォーリフト講習の学科試験
ほとんどの学科試験は4択式で、誤ったものを1つ挙げなさいという出題が多い。フォークリフトの走行に関する装置の構造および取扱いの方法に関する知識 配点30点 (合格点12点)
フォークリフトの荷役に関する装置の構造および取扱いの方法に関する知識 30点 (合格点12点)
フォークリフトの運転に必要な力学に関する知識 20点 (合格点8点)
法令および規則中のフォークリフトについての規則に関する知識 20点 (合格点8点)
項目別に出題されますので、それぞれの項目で4割の正解が項目の合格ラインとなり、更にすべて項目の合計が60点以上が合格となります。
従って上記合計100点の出題では、すべての合計で60点以上とっていても、力学が12点に達していなければ不合格となります。
「走行」に関する出題は、普通自動車免許を持っている方は免除されますので、 70点満点となり、各項目で40%以上、項目合計で42点以上が合格となります。
試験時間は60分で、解答が終われば退席できます。
試験終了後10分ほどで結果が発表されます。
合格者は、終了証を受領し帰宅できますが、不合格の場合は補講となります。
フォーリフト講習の実技試験
フォークリフトの実技試験コース①スタート線から発進→ゲート通過→方向変換コースへ
②積み付け場に進入→荷積みパレットを積み取る→後進で方向変換コースを出る→前進
③負荷状態(積み付けたまで)にてクランクコースを通過→方向変換コースに進入
④前進のまま取りおろし場に入る→指定場所に荷積みパレットを降ろす→後進で方向変換コースを出る→後進のままゴール線へ→指定位置に停止する
次の受験者は、前述のゴール線側からスタートして逆方向に同一課題で実施される
フォークリフト免許の実技試験は減点方式で、持ち点100点が70点以上残れば合格となります。
減点基準(走行の操作)
減点数 | 5点 | 3点 | 2点 |
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乗車 | 1.右側からの乗車 2.飛び乗りをする |
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スタート線からの発進 | 1.車の前後、その他の安全確認を行わない フォークの高さが高すぎる |
1.マストを後傾しない 2.サイドブレーキ戻し忘れ 3.左手でハンドルのノブを握っていない |
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走行 (荷積みパレットを支持した状態を含む) |
1.コースから脱輪 2.ゲート又は障害物に接触 |
1.前進時(荷積みパレットを支持した状態)の急停止 2.フォークの高さが高すぎる(荷積みパレットを支持した状態) 3.後退時に安全確認を行わない |
1.前後進のやり直し 2.屈折コース走行時に徐行しない |
ゴール線での停止む | 1.サイドブレーキが不完全 2.フォークを地上に下ろさない |
1.停止位置不良 2.変速レバーを中立に戻さない 3.マストを垂直に戻さない |
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下車 | 1.飛び降り |
減点基準(荷役の操作)
減点数 | 5点 | 3点 | 2点 |
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積み取り | 1.パレットを急降下させる | 1.フォークがパレットに正対していない 2.2本のフォークの中心がパレットの重心に向いていない 3.フォークの高さが不良 4.マストを前傾しない 5.フォークのさし方が不良 6.パレットが地切れするまでリフトしない 7.マストを後傾しない |
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取りおろし | 1.パレットの取りおろし位置が著しく不良 2.パレットを急降下させる |
1.パレットが取りおろし位置が不良 | 1.パレットが取りおろし位置に正対していない 2.フォークの高さが不良 3.フォークの抜き方が不良 |
減点基準(その他全般的事項)
減点数 | 5点 | 3点 | 2点 |
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その他 | 1.発進操作や走行操作が不良 急発進・ギヤ鳴り・エンストなど 2.荷役操作が粗暴 3.所要時間が熟練者平均の2倍以上の時 (30秒を超過する毎に更に2点を減点) |