ICG併用半導体レーザー療法

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【ICG併用半導体レーザー療法】
ICG(インドシアニン・グリーン)というのは、肝機能の測定に用いる色素で、人体に注入しても無害です。
このICGとよばれる色素は、レーザー光線を吸収する性質があり、これの性質を利用しレーザー光線を照射することで治療を行います。
まず、ICGを切除する痔核のみに注入し、レーザー光線を痔核に直接触れないように照射します。
ICGがレーザー光線を強く吸収するので、患部の痔核は焼かれます。
通常の非接触法によるレーザー療法では、患部の下ある肛門括約筋にまでレーザー光線が及ぶ心配がありますが、このICG併用半導体レーザー療法の場合、ICGがレーザー光線を強く吸収するため、目的の痔核以外を傷つけません。
痔核を直接切開せずに、レーザー光線を照射するだけで切るため、出血や痛みが非常に少ない療法ですが、症例数が少ない事と10年間の経過観察がまだ出来ていません。
 
 
 
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