結紮切除術

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【結紮切除術(けっさつせつじょじゅつ)】
痔核を肛門の壁から切除し、痔核の脱出症状を根治させる手術法です。
結紮には合成吸収糸という10日〜2週間で自然に脱落する特殊な糸を使用しますから、抜糸の必要はありません。
切除範囲・切除個数は痔核の個数・程度に応じて変わりますから、人によって千差万別です。
大体は3〜4か所切除する場合が多いですが、7〜8か所切除しないといけない場合もあります。
退院後は1週間に1回の通院が必要で、退院から1〜2か月で完治します。
痔核の大きさや形に対応しやすいことから、患者への負担を最小限に抑えることが可能で、術後の排便機能を損ないにくい手術法です。
現在の日本でもっとも多く行われている手術法で、40年以上の実績があることから安心できる手術法といえます。
手術は、痔核に血液を運んでいる血管を結紮(縛る)して、痔核とそれに連続した肛門外側の皮膚を切り取り傷口を縫合する手術法です。
ただし、術後出血、痛み、肛門が狭くなる、手術の傷が治りにくい等が起こる可能性があるため、経験豊かな医師による施術が必要といえます。
結紮切除術は術者により様々な工夫が加えられ、「結紮切除術半閉鎖術式」等が代表的なものです。
 
 
 
 
 
 
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