肛門括約筋形成術

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【肛門括約筋形成術(Thiersch法)】
弛緩した肛門括約筋を形成して、肛門を正常サイズに戻す手術です。
そのために、内肛門括約筋と外肛門括約筋の間にシリコンチューブを埋め込んで肛門を取り囲み締めるようにします。
シリコンチューブの代わりにナイロン糸や筋肉の腱膜を使ったりする場合ももあります。
        
痔瘻の状態によって「肛門括約筋温存術」も行われます。
この痔の手術方法は、肛門括約筋の損傷を最小限にとどめて痔瘻を取り除く方法で、膿のトンネルが皮膚の深い位置にあったり、浅くてもトンネルがおなか側や側方にある場合に、瘻管のすべてを切開し開放するのではなく、部分的に瘻管を取り除く手術法です。
瘻管(膿の管)の出入り口を切除しますが、残った痔瘻の管は自然になくります。
瘻管が深い位置を走る複雑な痔瘻(3型、4型) または浅い痔瘻であっても、切開開放術とすると肛門の変形を生じやすい痔瘻に行ないます。
 
 
 
 
 
 
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